【フロア内に子会社のオフィスを作る?】欄間オープンの引き戸付き間仕切り設置事例
こんにちは!
石川県金沢市に本社を置き、石川県全体のオフィスづくりのサポートをしている石川金沢オフィスづくり.comです。
今回は、【欄間オープンの引き戸付き間仕切り設置事例】をご紹介いたします。

ご依頼のきっかけ
お客様のオフィスのフロア内に事業が異なる子会社のオフィスを設けたいと、ご依頼を頂きました。
提案の内容
ドア付きの間仕切りをフロア内に設置して小さなオフィスを作るご提案をさせていただきました。完全別室となると、新たに空調を設置しなければならないのですが、空調まで付けてしまうとその分のコストが掛かってしまう…とのご相談を頂き、予算を抑えるために「欄間オープン」の間仕切りを提案しました。
「欄間オープン」とは?

まず、欄間とは、パーテーションと天井の間のことです。オフィスにあるパーテーションの上部にすき間ができていることが多いのではないでしょうか。
国内オフィスの一般的な天井の高さは約2.5mですが、パーテーションの高さは約2mほどのため、40〜50cmのすき間ができることが多いのです。このすき間のことを欄間と言います。
この欄間を空けておくことを「欄間オープン」と言い、逆にパネルなどで塞いでしまうことを「欄間クローズ」と言います。
「欄間オープン」にはいくつかのメリットがあります。
欄間クローズの場合は、空間ごとに空調設備(エアコン)が必要ですが、欄間オープンの場合は基本的に、空気の循環があるため不要な場合が多いです。また、消防法の規定による消防設備(スプリングクラー、火災報知器、非常灯など)を増設する必要もありません。
デメリットとしては、壁の一部が空いている状態ですので、当然ですが遮音性が低く、会話が漏れやすいため吸音パネルを使用するなどの工夫が必要になります。
「欄間」に関する詳細は過去の記事で説明しておりますので、是非併せてご覧くださいね。
>>パーテーション施工における欄間オープンのメリットはこちらから
施工内容
間仕切りの設置位置は、下の写真の男性が座っている4人掛けテーブルを囲うように設置します。



ガラスパーテーションをお選びいただいたのですが、お客様の事業内容から資料の取扱いがデリケートのため、周囲から視線を避けるために、ガラスにスモークを付けるようリクエストいただきました。

また、従来の会社への入口は前後に開閉するタイプのドアですが、もう一方のドアは引き戸になっています。
前述の通り、欄間オープンのため、空調が循環するようになっています。
仕上がりにお客様にも大変ご満足いただきました。
今後もそれぞれの社員の皆さまが快適に過ごしていただけますと幸いです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
我々、石川金沢オフィスづくり.comは、石川県金沢市で1936年に創業し、60年以上オフィスづくりのお手伝いをしており、オフィス内装工事、オフィスレイアウト設計、オフィス移転、 パーテーション工事、OAフロア工事など、オフィスづくりに一括対応しています。
オフィスに関することで何かお悩みのある方はお気軽にご相談ください。