【能登半島地震による被害】地震でスプリンクラーが作動してしまい歪んでしまったフローリングの床張替え工事事例
こんにちは!
石川県金沢市に本社を置き、石川県全体のオフィスづくりのサポートをしている石川金沢オフィスづくり.comです。
今回は、【地震でスプリンクラーが作動してしまい歪んでしまったフローリングの床張替え工事事例】についてご紹介します。
ご依頼のきっかけ
今回ご依頼を頂いたお客様は、金沢駅近くの某ホテル。
施設4階の宴会場の天井に備え付けられていたスプリンクラーが能登半島地震の影響で作動してしまい、床一面が水浸しになってしまいました。
フローリングの床がスプリンクラーの水を吸収したことで床が浮き、ベコベコになってしまったとのこと。地震発生後も宴会場の予約スケジュールが埋まっていたため、別の業者さまがスプリンクラーの作動後直ちに、フロア全面にタイルカーペットを敷く応急処置を施されましたが、今回改めて弊社にて床の張替え工事を行わせていただきました。
作業開始までの流れ
ご依頼を頂いた当初は以前と同様のフローリングをご希望されていましたが、最終的にフローリングを模した塩ビ(塩化ビニル)タイルカーペットへと変更になりました。
元のフローリングと塩ビタイルの厚みが異なるため、現場調査をおこない、先方とご相談させていただきました。フローリング自体は10mmで直貼りだったことから厚みを調節するために、床の下地(カーペット下地)を6mm、塩ビタイルを5mmで張替えをすることになりました。
納期がかかることや、ホテルの営業スケジュールを加味し、8月のお盆期間を利用し、作業を決行しました。
作業① フローリング剥離で予想外のトラブルが発生!?
まずは、応急処置のタイルカーペットとフローリングを剥がしていく作業です。ビスを取り除き、フローリングを剥離していきますが、ここでトラブルが発生。フローリングと地面の間にすき間を埋める接着剤が張り付いており、なかなか上手く剥離ができません。最終的には全て捲ることはできましたが、接着剤の凸凹が場所によって異なったため、下地をならす別作業が必要となりました。地面を捲って初めて発覚した、予想外の出来事でした。なんとか強力床材剥がし機を使って地面を綺麗にならそうと努めましたが、古い接着剤はこびりついており、面積も広いことから限界がありました。
作業② ベニヤ板で解決!タイルの下地を張っていく
ある程度接着剤は剥離できたものの、凹凸があるため、地面を平らにしないといけません。地面をならしてもらうために左官業者を探しますが、お盆期間のためなかなか見つかりません…
しかし、業者さんを探す間に、ピアノ下に敷くはずだったベニヤ板を試しに敷いてみたところ、地面の凹凸をならすこともでき、厚さも5.5mmとぴったりです。
急いで同じ厚さのベニヤ板約80枚と、コンクリートの地面に対応したビス約8000本を調達し、大工さんを4名追加で手配。ベニヤ板を全面に敷き、ビスを打っていきます。そして、下地が完成しました。
作業③ 塩ビタイルのデザイン張り
その上から、床の専門業者さんに塩ビタイルをデザインに合わせて張る作業をしていただき、一連の作業が完了です。
元のフローリングと全く同じデザインの床となり、すっかり元通りのようになりました。
「塩ビタイル」と「フローリング」を比較!
今回の床工事では、木目調の塩ビタイルを採用しましたが、それぞれ「塩ビタイル」と「フローリング」にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
2つを比較し、それぞれの利点を挙げてみました。
塩ビタイル(塩化ビニルタイル)のメリット
- 耐水性
水に強く、キッチンやバスルームなどの水回りにも適しています。
- 耐久性
傷や摩耗に強く、長期間の使用が可能。
- 手軽かつ簡単なメンテナンス
お掃除が簡単で、シミや汚れがつきにくい。
- コストパフォーマンス
比較的安価で、施工費用も低い傾向。
- 多種多様なデザイン
デザインや色、木目調や石材調など、バラエティに富んでいるため、選択肢が多い。
フローリングのメリット
- 自然な美しさ
木材ならではの自然な質感や風合いがあり、室内の雰囲気を向上させる。
- 耐久性
良質なフローリングは長持ちするため、定期的なメンテナンスで維持できる。
- 温かさ
木材は断熱性があるため、冬でも比較的暖かく感じることができる。
コスト・メンテナンス・耐水性・音の響きなどを鑑みると、フローリングより塩ビタイルの方が利点があるといえるでしょう。
しかし、本物の木材を使用したフローリングだからこそ成せる美しさや温かみ、風合いなど、塩ビタイルには表現できない良さがあります。
優先順位を明確にし、求めているものに合った床材を選ぶことが大切です。
オフィスの雰囲気をガラッと変えたいけど、時間もコストも掛けたくないなあ…とお困りの方、是非一度石川金沢オフィスづくり.comにご相談ください!
石川金沢オフィスづくり.comでは、石川県のオフィスのレイアウト設計・レイアウト変更を承っております。私たちは60年以上にわたってオフィスの内装工事を手がけており、年間300件以上のオフィス施工実績があります。
床材には様々な色や柄、機能の製品があり、最適な床材を選定するのは簡単ではありません。当社にご相談いただければ、床材の選定から張替え工事まで一括対応いたします。
石川県のオフィスの床工事なら、石川金沢オフィスづくり.comにお任せください
>>石川金沢オフィスづくり.comの床工事
>>オフィス移転のご相談はコチラ
>>オフィスの内装工事のお問い合わせはコチラ